アークを飛ばす前にやること|開先加工と清掃
溶接の品質は、溶接そのものより前処理で決まります。地味ですがここを飛ばすと必ず不良が出ます。
開先とは何か
厚い板を突き合わせて溶接するとき、そのまま付き合わせても裏側まで溶けません。そこで溶接部を斜めに削って溝を作ります。これが開先です。
- V形:両側から削ってV字。最も一般的
- レ形:片側だけ削る。片面から溶接する場合など
- ルート間隔:突き合わせ部のすき間。ここが溶け込みを左右します
- ルート面:先端の残し。薄すぎると溶け落ち、厚すぎると溶け込み不足
寸法は図面の指示に従います(溶接記号の記事)。
清掃・脱脂は手抜きが即バレる
グラインダー作業にも資格が要る
開先加工や清掃で使うディスクグラインダーには自由研削といし特別教育が必要です。1日で取れるので、溶接資格とセットで取得しておきましょう。
段取り時間はムダではない
対応する教習機関
メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター
アーク溶接特別教育とガス溶接技能講習の両方を開催。フルハーネス型墜落制止用器具特別教育・職長安全衛生責任者教育も実施。外国語による講習を多数開催。
メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター
アーク溶接等特別教育は21時間(学科11時間+実技10時間)・受講資格の制限なし。ガス溶接技能講習は13時間(Vコース)、ベトナム語対応のV3コースは17時間。移動式クレーン・車両系以外の技能講習の実技を屋内で実施。
メーカー系コマツ教習所 北海道センタ
アーク溶接等の業務に係る特別教育は3日間・受講料32,000円(テキスト代込)。ガス溶接技能講習は2日間・受講料26,000円(テキスト代込)。受講要件は特になし。