DIY溶接の失敗と対策

最終更新日: 2026-08-19

最初はみんな失敗します。大事なのは、失敗の名前と原因を知っていること。「なぜそうなったか」が分かれば、次の一枚で直せます。DIYの四大失敗を解剖しましょう。

この記事の目次
  1. 失敗1・2:穴があく/くっつかない
  2. 失敗3・4:歪む/スパッタだらけ
  3. 失敗を減らす練習の順番とリカバリー

失敗1・2:穴があく/くっつかない

  • 穴があく(薄板):入熱過多が原因。電流を下げる・動かす速度を上げる・点付けの連続(断続溶接)に切り替える、で対処(薄板の記事参照予定)。100V機でも薄板は穴があく
  • くっつかない・すぐ取れる(溶け込み不足):電流不足・速度過多・母材の汚れ(錆・塗装・油)が三大原因。見た目は付いていても「乗っているだけ」の状態。母材をグラインダーで光らせてから溶接するだけで激変する(母材処理の記事参照予定
  • 電流の合わせ方の基本は条件設定の記事へ。「ビードを見て直す」が上達の型

失敗3・4:歪む/スパッタだらけ

  • 歪む:熱が入れば必ず縮む、が金属の性質。対策は仮付けで全体を固定してから本溶接・対角順に飛ばして溶接・一気に長く溶接しない歪みの記事仮付けの記事参照予定)。完成後の矯正より、入熱の管理で予防が鉄則
  • スパッタだらけ:条件不適合(電圧・電流バランス)とノズルの汚れが主因。スパッタ付着防止剤の事前スプレーと、付いたらタガネ・ワイヤブラシで除去。ノンガス機はある程度のスパッタは宿命と割り切る
  • 見た目の汚さは磨けば済むが、溶け込み不足だけは見た目で分からない。強度が欲しい箇所は破壊テスト(端材で同条件溶接→叩き割って断面確認)の習慣を

失敗を減らす練習の順番とリカバリー

  • 順番:①端材でビード練習→②同じ厚さの端材で継手練習→③本番、の三段構え。本番材でいきなり練習しない
  • 条件メモを取る:材厚・電流・ワイヤ速度と結果を記録。自分の機械の「当たり条件」が財産になる
  • リカバリー:穴はいったん冷やして肉盛りで塞ぐ/失敗ビードはグラインダーで削って再溶接。削って直せるのが金属の良いところ
  • どうしても安定しないときは、機材でなく環境(延長コード・電源)を疑う(100V機の記事

失敗は上達の材料費。名前を知った失敗は、もう半分克服しています。

対応する教習機関

メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター

会場:札幌市(北広島インターチェンジ至近)

アーク溶接特別教育とガス溶接技能講習の両方を開催。フルハーネス型墜落制止用器具特別教育・職長安全衛生責任者教育も実施。外国語による講習を多数開催。

メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター

会場:北海道(屋内実技場を保有)

アーク溶接等特別教育は21時間(学科11時間+実技10時間)・受講資格の制限なし。ガス溶接技能講習は13時間(Vコース)、ベトナム語対応のV3コースは17時間。移動式クレーン・車両系以外の技能講習の実技を屋内で実施。

メーカー系コマツ教習所 北海道センタ

会場:北海道

アーク溶接等の業務に係る特別教育は3日間・受講料32,000円(テキスト代込)。ガス溶接技能講習は2日間・受講料26,000円(テキスト代込)。受講要件は特になし。

アーク溶接特別教育の教習機関一覧を見る

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