金属接合法の使い分け

最終更新日: 2026-08-20

「全部溶接で付ける」は、実は素人発想。プロの設計は、外せる場所はボルト、歪ませたくない場所は接着と使い分けます。接合法の引き出しを増やしましょう。

この記事の目次
  1. 4つの接合法の特徴
  2. 使い分けの考え方
  3. DIYでの実践指針

4つの接合法の特徴

方法強度分解特徴
溶接不可一体化で最強。ただし熱歪み(歪みの記事)と技能が必要
ボルト再分解・調整・部品交換ができる。緩み対策が課題
接着(構造用接着剤)○(面で稼ぐ)不可歪みゼロ・異種材OK・面全体に応力分散。温度と経年に注意
リベット△(壊せば外せる)片側から打てるブラインドリベットはDIYの隠れた万能選手

使い分けの考え方

  • 将来外すか?:メンテ・交換・引っ越しで分解する可能性があるならボルト。溶接した棚は「その形のまま一生」
  • 歪みが致命的か?:精度部品・仕上げ済みの材料・薄物は接着かリベットが安全(薄板の記事
  • 強度の質:衝撃・振動には溶接かリベット、静的な面荷重には接着も強い。ボルト+接着、点溶接+接着のような併用は実務でも常套手段
  • 現場の制約:電源がない・火気厳禁の場所ではボルト・リベット・接着一択。逆に量産・気密なら溶接

DIYでの実践指針

  • 迷ったらボルトから設計する:やり直しが利く接合は初心者の味方。溶接は「ボルトでは成立しない箇所」に絞ると失敗コストが下がる(作品の記事
  • ブラインドリベットを覚える:ハンドリベッター数千円で、薄板接合の世界が開ける。裏に手が入らない箱物で無双する
  • 構造用接着剤の実力を知る:金属用エポキシ系は正しく使えば(脱脂・クランプ・硬化時間厳守)実用強度が出る。ただし「人が乗る・ぶら下がる」には使わない(失敗の記事の強度責任の考え方)
  • 異種金属の組み合わせは電食(錆)にも注意。絶縁ワッシャー等の対策まで含めて設計を

接合法の引き出しが増えると、溶接の出番を「本当に溶接が最適な場面」に絞れる。それが上手な使い手です。

対応する教習機関

メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター

会場:札幌市(北広島インターチェンジ至近)

アーク溶接特別教育とガス溶接技能講習の両方を開催。フルハーネス型墜落制止用器具特別教育・職長安全衛生責任者教育も実施。外国語による講習を多数開催。

メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター

会場:北海道(屋内実技場を保有)

アーク溶接等特別教育は21時間(学科11時間+実技10時間)・受講資格の制限なし。ガス溶接技能講習は13時間(Vコース)、ベトナム語対応のV3コースは17時間。移動式クレーン・車両系以外の技能講習の実技を屋内で実施。

メーカー系コマツ教習所 北海道センタ

会場:北海道

アーク溶接等の業務に係る特別教育は3日間・受講料32,000円(テキスト代込)。ガス溶接技能講習は2日間・受講料26,000円(テキスト代込)。受講要件は特になし。

アーク溶接特別教育の教習機関一覧を見る

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