遮光度は電流で決まる|保護具の選び方

最終更新日: 2026-08-07

溶接の保護具は「あるものを着ける」のではなく「作業に合ったものを選ぶ」ものです。特に遮光度は数字で決まります。

この記事の目次
  1. 溶接面と遮光度
  2. 呼吸用保護具
  3. 肌と手を守る
  4. それでも起きるのが電気性眼炎

溶接面と遮光度

遮光度(遮光番号)は溶接電流が大きいほど濃いものを使うのが原則です。目安として:

作業遮光番号の目安
ガス溶接・切断3〜6程度
被覆アーク(低電流)9〜11程度
被覆アーク・半自動(中〜高電流)11〜13程度

実際は作業内容と機関の指示に従ってください。自動遮光面(液晶)は遮光度を可変にでき、位置合わせが楽なので普及していますが、電池切れに注意。

呼吸用保護具

溶接ヒューム規制により、屋内の金属アーク溶接等では要求防護係数を満たす呼吸用保護具とフィットテストが求められます。「使い捨ての簡易マスクでいい」時代ではありません。

肌と手を守る

  • 革手袋:溶接用。ゴム引きや化繊は溶けます
  • 前掛け・腕カバー・足カバー:スパッタは布を貫通します
  • 綿の長袖:化繊は溶けて肌に付着し、火傷が重症化します(服装の記事
  • 忘れがちなのが紫外線による日焼け。首元・耳の後ろまで覆う

それでも起きるのが電気性眼炎

一瞬アーク光を見ただけでも、数時間後に激痛が来ることがあります。症状と対処は電気性眼炎の記事にまとめました。保護具は「面倒だから外す」瞬間に事故が起きます。

対応する教習機関

協会系公益社団法人 北海道労働基準協会連合会

会場:札幌市北区北7条西2丁目

ガス溶接技能講習を技能講習メニューとして実施。金属アーク溶接等作業主任者限定技能講習も開催(北海道労働局登録教習機関)。年間予定表を公開し通年開催。

メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター

会場:札幌市(北広島インターチェンジ至近)

アーク溶接特別教育とガス溶接技能講習の両方を開催。フルハーネス型墜落制止用器具特別教育・職長安全衛生責任者教育も実施。外国語による講習を多数開催。

メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター

会場:北海道(屋内実技場を保有)

アーク溶接等特別教育は21時間(学科11時間+実技10時間)・受講資格の制限なし。ガス溶接技能講習は13時間(Vコース)、ベトナム語対応のV3コースは17時間。移動式クレーン・車両系以外の技能講習の実技を屋内で実施。

アーク溶接特別教育の教習機関一覧を見る

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