溶接免許という資格は存在しない|言葉の正体

最終更新日: 2026-08-07

求人票に「溶接免許」と書いてあることがありますが、厳密にはその名前の資格はありません。言葉の整理をしておくと、資格選びの迷子になりません。

この記事の目次
  1. 労働安全衛生法の3段階
  2. 求人票の「溶接免許」はどれを指すか
  3. 技量資格はまた別の言葉
  4. まず取るべきものは決まっている

労働安全衛生法の3段階

区分実施溶接での例
特別教育事業者または講習機関アーク溶接等の業務に係る特別教育
技能講習登録教習機関のみガス溶接技能講習
免許国家試験ボイラー溶接士、ガス溶接作業主任者

下にいくほど重い資格です。「溶接免許」に一番近いのはボイラー溶接士やガス溶接作業主任者ですが、一般的な溶接工の仕事で最初に要るのは特別教育です(アークとガスの違い)。

求人票の「溶接免許」はどれを指すか

ほとんどの場合、アーク溶接特別教育の修了証を指しています。応募前に「必要なのは特別教育の修了証でよいですか」と確認すれば話が早い。ガス溶接技能講習も併記されていることが多いです(求人の見方)。

技量資格はまた別の言葉

「JISの資格を持っているか」と聞かれたら、それは技能者評価試験のこと。法令の資格(就業できるか)と技量の資格(うまいか)は別の軸だと理解しておけば、会話でも混乱しません。

まず取るべきものは決まっている

迷ったらアーク溶接特別教育から。3日・2万円台で、これがないと始まりません。全体像は資格一覧の記事で確認できます。

対応する教習機関

協会系公益社団法人 北海道労働基準協会連合会

会場:札幌市北区北7条西2丁目

ガス溶接技能講習を技能講習メニューとして実施。金属アーク溶接等作業主任者限定技能講習も開催(北海道労働局登録教習機関)。年間予定表を公開し通年開催。

メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター

会場:札幌市(北広島インターチェンジ至近)

アーク溶接特別教育とガス溶接技能講習の両方を開催。フルハーネス型墜落制止用器具特別教育・職長安全衛生責任者教育も実施。外国語による講習を多数開催。

メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター

会場:北海道(屋内実技場を保有)

アーク溶接等特別教育は21時間(学科11時間+実技10時間)・受講資格の制限なし。ガス溶接技能講習は13時間(Vコース)、ベトナム語対応のV3コースは17時間。移動式クレーン・車両系以外の技能講習の実技を屋内で実施。

アーク溶接特別教育の教習機関一覧を見る

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