「腕前の証明」はこちら|技能者評価試験の受け方
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特別教育を修了しても「溶接ができる人」の証明にはなりません。現場で評価されるのは技能者評価試験の資格です。就業資格と技量資格の違いから整理します。
就業資格と技量資格は別物
| 就業資格 | 技量資格 | |
|---|---|---|
| 代表例 | アーク溶接特別教育・ガス溶接技能講習 | 溶接技能者評価試験(JIS/WES) |
| 意味 | その業務に就いてよいという法的な資格 | 一定の品質で溶接できるという腕前の証明 |
| 必須か | 法令上必須 | 任意(ただし仕事の受注条件になることが多い) |
| 期限 | 期限なし | 有効期限あり・更新必要 |
特別教育を受けただけでは「溶接工として通用する」わけではない、というのが現場の共通認識です(資格の取り方の記事)。
試験の中身と区分
一般社団法人日本溶接協会が実施する溶接技能者評価試験が代表格です。区分は溶接方法・材料・板厚・姿勢の組み合わせで細かく分かれます。
- 手溶接(被覆アーク):基本級(下向き)から専門級(立向き・横向き・上向き)へ
- 半自動溶接:現場で最も需要が多い区分のひとつ
- TIG溶接:ステンレス・アルミ・配管系で必須級
- ステンレス・アルミなど材料別の区分もあります
まず基本級の下向きから取り、必要に応じて姿勢・材料を広げるのが定石です(溶接姿勢の記事)。
受験の流れと費用
- 実施機関(各都道府県の溶接協会など)の試験日程を確認して申込
- 学科(溶接一般・安全衛生)と実技。実技は試験片を溶接して外観試験・曲げ試験等で判定
- 費用は区分により2万〜3万円台が目安(材料費・受験料含む)。会社負担のケースが多数
合格率は区分と練習量次第。ぶっつけ本番はまず落ちます。勤務先や講習機関の練習会を使えるかを先に確認しましょう。
有効期限と更新
この資格は取りっぱなしにできません。おおむね1年ごとのサーベイランス(継続確認)と、数年ごとの再評価試験があります。手続きを忘れると失効するので、更新管理は有効期限の記事で確認してください。
まずは法令上必要な特別教育・技能講習から。講習機関はアーク溶接特別教育の一覧で探せます。
対応する教習機関
協会系公益社団法人 北海道労働基準協会連合会
ガス溶接技能講習を技能講習メニューとして実施。金属アーク溶接等作業主任者限定技能講習も開催(北海道労働局登録教習機関)。年間予定表を公開し通年開催。
メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター
アーク溶接特別教育とガス溶接技能講習の両方を開催。フルハーネス型墜落制止用器具特別教育・職長安全衛生責任者教育も実施。外国語による講習を多数開催。
メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター
アーク溶接等特別教育は21時間(学科11時間+実技10時間)・受講資格の制限なし。ガス溶接技能講習は13時間(Vコース)、ベトナム語対応のV3コースは17時間。移動式クレーン・車両系以外の技能講習の実技を屋内で実施。