現場から管理へ|溶接管理技術者という選択肢
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溶接の資格には「作る人」の資格と「管理する人」の資格があります。後者の代表が溶接管理技術者。手を動かす仕事から一歩広げたい人の選択肢です。
どんな資格か
日本溶接協会が実施する規格(WES 8103)に基づく資格で、溶接施工の計画・管理・品質保証を担う技術者であることを証明します。等級は特別級・1級・2級。
- 2級:入口。実務経験や学歴により受験資格が定められています
- 1級:より高度な管理。鋼構造物の工場認定などで求められることがあります
- 特別級:最上位
なぜ会社に必要とされるか
鉄骨製作工場の性能評価(グレード)や、各種認定工場の要件として有資格者の在籍が求められるケースがあります。つまり個人の名誉ではなく会社の受注条件に直結する資格です。だから会社が費用を出してくれる可能性が高い(会社負担の記事)。
難易度と勉強法
- 筆記中心。溶接冶金・材料・力学・非破壊検査・法令と範囲が広い
- 実技の腕前ではなく知識で勝負する試験。現場一筋の人ほど座学の準備が要ります
- 協会の講習会テキストと過去問が王道。数か月単位の準備を見込むのが現実的です
キャリアの位置づけ
体力勝負の現場作業から、施工管理・品質管理・検査へ移る足がかりになります。溶接工としての実務経験があるほど強い分野なので、30代以降のキャリア設計に向きます(キャリアステップの記事)。
対応する教習機関
協会系公益社団法人 北海道労働基準協会連合会
ガス溶接技能講習を技能講習メニューとして実施。金属アーク溶接等作業主任者限定技能講習も開催(北海道労働局登録教習機関)。年間予定表を公開し通年開催。
メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター
アーク溶接特別教育とガス溶接技能講習の両方を開催。フルハーネス型墜落制止用器具特別教育・職長安全衛生責任者教育も実施。外国語による講習を多数開催。
メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター
アーク溶接等特別教育は21時間(学科11時間+実技10時間)・受講資格の制限なし。ガス溶接技能講習は13時間(Vコース)、ベトナム語対応のV3コースは17時間。移動式クレーン・車両系以外の技能講習の実技を屋内で実施。