特別教育の次に何を取るか|溶接工の単価はJISで変わる

最終更新日: 2026-08-04

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特別教育と技能講習は溶接工の入場券にすぎません。単価と仕事の幅を決めるのはその先です。何をどの順で積むかを整理します。

この記事の目次
  1. 王道はJIS溶接技能者評価試験
  2. 半自動・TIGの経験が求人価値を決める
  3. 周辺資格で現場の幅を広げる
  4. 収入の目安と上げ方

王道はJIS溶接技能者評価試験

現場で「資格持ってる?」と聞かれたとき、実際に問われているのは特別教育ではなくJIS溶接技能者評価試験(日本溶接協会)のことが多い。手溶接(アーク)の基本級(N-1Fなど)から始まり、板厚・姿勢・材質で細かく級が分かれます。

橋梁・建築鉄骨・圧力容器など、公共性の高い仕事はJIS資格者でないと溶接させてもらえないのが実務です。逆に言えば、これを持つと入れる現場と単価が一段変わります。受験には実務経験が必要なので、まず現場に入って経験を積むことが前提です。

半自動・TIGの経験が求人価値を決める

求人票を見ると「半自動溶接経験者」「TIG溶接できる方」という書き方が目立ちます。工場の量産現場は半自動(CO2/MAG)、ステンレスや薄物・見た目重視の仕事はTIGが主流だからです。

特別教育で習う手溶接(被覆アーク)だけでなく、この2つの経験をどこで積むかがキャリアの分岐点になります。未経験可の工場に入って半自動から覚えるのが現実的な順路です。

周辺資格で現場の幅を広げる

  • 玉掛け・クレーン:重量物を扱う製缶・鉄骨の現場でほぼ必須
  • ガス溶接作業主任者:ガス溶接の作業を指揮する国家資格(実務経験が必要)
  • フルハーネス特別教育:高所の鉄骨溶接に必要
  • 職長・安全衛生責任者教育:チームを持つ立場になるなら

これらは会社負担で取れることが多いので、資格取得支援のある会社を選ぶことが結局いちばんの近道です。

収入の目安と上げ方

未経験スタートの工場溶接は月給25万円前後から。JIS資格と半自動・TIGの経験が揃うと30万円台、腕のいいTIG職人や現場を任される職長クラスで40万円以上が視野に入ります。詳しくは溶接工の仕事と収入をご覧ください。

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対応する教習機関

協会系公益社団法人 北海道労働基準協会連合会

会場:札幌市北区北7条西2丁目

ガス溶接技能講習を技能講習メニューとして実施。金属アーク溶接等作業主任者限定技能講習も開催(北海道労働局登録教習機関)。年間予定表を公開し通年開催。

メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター

会場:札幌市(北広島インターチェンジ至近)

アーク溶接特別教育とガス溶接技能講習の両方を開催。フルハーネス型墜落制止用器具特別教育・職長安全衛生責任者教育も実施。外国語による講習を多数開催。

メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター

会場:北海道(屋内実技場を保有)

アーク溶接等特別教育は21時間(学科11時間+実技10時間)・受講資格の制限なし。ガス溶接技能講習は13時間(Vコース)、ベトナム語対応のV3コースは17時間。移動式クレーン・車両系以外の技能講習の実技を屋内で実施。

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