スパッタは10m飛ぶ|溶接の火災を防ぐ手順

最終更新日: 2026-08-07

溶接火災は「作業中」より「作業が終わったあと」に発覚することが多いのが厄介です。火の粉がどこに入ったか分からないからです。

この記事の目次
  1. スパッタは思ったより飛ぶ
  2. 作業前にやること
  3. 作業中と作業後
  4. これは資格の話ではなく習慣の話

スパッタは思ったより飛ぶ

溶接・切断で出る火花(スパッタ)は条件によって数メートルから10m前後まで飛散し、隙間から下階や壁の内側に入り込みます。作業位置から半径だけでなく「下方向」も危険範囲です。

作業前にやること

  1. 火気作業許可:現場ではほぼ必須の手続き。許可なしの溶接は重大な規律違反です
  2. 可燃物の除去:ウエス、段ボール、塗料、油、断熱材。移動できないものは防炎シートで養生
  3. すき間をふさぐ:床の開口、配管貫通部、グレーチングの下
  4. 消火器を手元に。位置を全員で共有
  5. ガス容器の管理:転倒防止、逆火防止器(ガス溶接の記事

作業中と作業後

  • 監視人を立てる:溶接者は面をかぶっていて周囲が見えません
  • 作業後の見回りが最重要。終了直後だけでなく30分〜数時間後に再確認する運用が推奨されます。くすぶりが炎になるまで時間がかかるためです
  • 下階・隣室・壁の裏側も確認

これは資格の話ではなく習慣の話

特別教育でも災害防止として扱われますが(当日の流れ)、実際に効くのは日々の手順です。養生と後確認をサボらない人が、長く現場に立てる人です。

対応する教習機関

協会系公益社団法人 北海道労働基準協会連合会

会場:札幌市北区北7条西2丁目

ガス溶接技能講習を技能講習メニューとして実施。金属アーク溶接等作業主任者限定技能講習も開催(北海道労働局登録教習機関)。年間予定表を公開し通年開催。

メーカー系キャタピラー教習所 北海道教習センター

会場:札幌市(北広島インターチェンジ至近)

アーク溶接特別教育とガス溶接技能講習の両方を開催。フルハーネス型墜落制止用器具特別教育・職長安全衛生責任者教育も実施。外国語による講習を多数開催。

メーカー系コベルコ教習所 北海道教習センター

会場:北海道(屋内実技場を保有)

アーク溶接等特別教育は21時間(学科11時間+実技10時間)・受講資格の制限なし。ガス溶接技能講習は13時間(Vコース)、ベトナム語対応のV3コースは17時間。移動式クレーン・車両系以外の技能講習の実技を屋内で実施。

アーク溶接特別教育の教習機関一覧を見る

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